本アップデートでの変更点

プレイヤー向け

Wesnothのレンダリングを完璧にオーバーホールしたことによってパフォーマンスが大幅に向上し、私達の行ったテストでは60%近いFPSの向上が確認されました。もちろんあなたがWesnothを遊ぶコンピューター次第で差はありますが、どのようなマシンであってもよりスムーズで安定した体験をゲームのあらゆる領域で味わうことができるでしょう。

標準の時代のすべての党派に、1対1のゲームのバランスがより良くなるように重要な変更が加えられました。また、召還コストの仕組みに関する新しい変数をキャンペーンで使用できるようになりました。英雄の時代や一部のサバイバルシナリオのバランスを良くするため、高レベルのユニットには多様な調整が加えられました。トカゲの神官とトカゲの僧侶にはレベル3が用意され、オークの夜刀はオークの殺戮者のデフォルトのレベルアップ先となりました。

キャンペーン

キャンペーンメニューのスクリーンショット

新たなキャンペーン「運命の風」が追加されました! Wesnoth 公式としては初のドレーク・キャンペーンで、彼らの生き残りをかけた戦いと、沈みゆく島から逃れて Wesnoth の大陸へと帰還する波乱の旅路を描きます。

東部侵略はWesnothに初めて追加された忠誠軍のキャンペーンですが、フルリメイクされました。キャラクターたちはより掘り下げられ、とてもダイナミックな敵AIによってシナリオの多様性が高まりました。また、他のキャンペーンとの間にあったいくつかの歴史の食い違いも解消されました。

最後に、燃える太陽の下でのQuenoth党派はより興味深くなるようにオーバーホールされました。レベルアップの際、一般的なユニットでは新しい能力や攻撃時の特殊能力が追加されますが、Quenothのヒーローユニットたちは固有のボーナスを得るようになりました。これによって、Wesnothのキャンペーンの中でも独特な体験をすることができます。

マルチプレイヤー

ゲーム履歴ビューワー

自身がプレイしたゲーム履歴の閲覧や他のプレイヤーの履歴検索を、オンラインマルチプレイヤーロビーの「マッチ履歴」ボタンをクリックして行えるようになりました。履歴ではそのゲーム自身や参加プレイヤー、使用された時代、有効なModの情報が表示され、ゲームのリプレイをダウンロードして見ることもできます。さらに、オンラインダッシュボードではゲームプレイに関するより総合的なデータを利用できます。

滝のアニメーション

Afterlifeのようなホストが自動で行われるゲームと、他のプレイヤーがホストするカスタムゲームとを明白に区別するようになりました。プレイヤーがホストするゲームは「一般ロビー」タブに、自動ホストされるゲームは「マッチメイキング」タブに表示されます。問題のあるプレイヤーやゲームの通報を支援するために、/reportコマンドではダイアログが表示され、問題に関する情報を入力できるようになりました。さらにネットワークの問題によるサーバーからの切断の取り扱いを改善するために、あなたの接続が失われたことをWesnothが自動で検知し、アラートをあなたに表示するようになりました。

「丘の王」マップがアップデートされ、中央の主塔を占領するプレイヤーを支援するようになりました。中央の丘を保持した陣営には収入に大きなボーナスが付与され、最初に占領したプレイヤーには大金の入った宝箱が与えられます。

また、上を見ていただければわかるかと思いますが、「Isar の十字」の滝にアニメーションが付きました。

コンテンツクリエイター向け

実績

Wesnothに「実績(Achievements)」機能が搭載されました!これはSteamの実績ではありません。それ故にWesnoth標準で定義された実績に限定されておらず、アドオンにそれ自身の実績を同梱したり、Wesnoth標準のコンテンツに対する実績をアドオンから追加することもできます。今回リリースされる最初の実績には、キャンペーンではチュートリアルや闇へ堕ちて東部侵略自由に実装されており、協力プレイのマルチプレイヤーマップでは暗黒の前兆霧の島新天地チームサバイバルに実装されています。

あなたがアドオンを配布する際に、Wesnothはあなたのフォーラムでのユーザー名とパスワードをアップロードに使用できるようになりました。この方法を使用すると、_server.pbl内のプレーンテキストのかわりに暗号化された証明書ファイルとしてアドオンのパスフレーズを格納できるようになります。これによって安全性が増し、もしあなたがパスワードを失ってしまってもフォーラムのパスワードを使用して再びあなたのアドオンにアクセスできるようになります。さらに、複数人で協力して開発を行っている場合は、あなたの他にもアドオンをアップロードできるユーザーを指定できるようになります。また、あなたの_server.pblはアドオンのアップロード前に検証されるようになったため、事前に問題に気付くことができるようになりました。

地形の上昇・下降

シナリオエディタがメジャーアップグレードしました。従来は単一のシナリオファイルの作成しかできませんでしたが、全く新しいアドオンを骨組みから作成し、必要な _server.pbl を作成するためのUIを提供することが可能になりました。つまり、アドオンやアドオンの _server.pbl やシナリオの作成と、アドオンサーバーへアップロードすることのすべてが、Wesnoth 本体だけで可能になったということです。

マップエディタも大幅に改善されました。断崖(cliff)や渓谷(valley)を追加できるようになったことで、マップに奥行き感を出せるようになりました。それ以外にも、多くの地形と動物ユニット ― 絶壁や貝の装飾、海藻地形に始まり、火蟻や巨大跳び蜘蛛、ロック鳥まで、多様なアイテムが追加されました。

忠誠ユニットを始め、オークやトロル、エルフ、アンデッドにいたる様々なユニットのスプライト画像が改善され、多様なアニメーションも追加されました。

そして遂に、Wesnoth が定義しているほぼすべての Lua 関数に LuaCATS ドキュメンテーションが追加されて、入力時のオートコンプリートと、関数の上にカーソルをホバーさせたときのドキュメント表示が可能となりました。本来は Visual Studio Code 向けに作成されたものですが、LuaCATS プラグインがあるエディターならどれでも動作するはずです。

貢献

The Battle for Wesnoth は世界各国の様々な得意分野を持つ人々の自発的な貢献によって発展を続けています。2003 年 7 月にプロジェクトが始まって以来、公式リリースに取り込まれたコンテンツはもちろん、アドオンサーバからダウンロード可能なユーザの独自プロジェクトまで、多くの人々が様々な形でプロジェクトに貢献してきました。シナリオがクリアできないとき、独自マップの作成で困ったときなど、Wesnothの誇るこの巨大なコミュニティがきっとあなたの助けになってくれるでしょう。

アドオンコンテンツの作成以外にも、Wesnoth の開発に貢献する方法はたくさんあります:

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